Crypto-Hidaのお話

クリプトHidaが音楽や趣味のことなどを更新します。

Poisonを熱く語る

“Love is the Poison”

 

 

日本語で

 

恋は猛毒

 

「Poison」は、1995年初頭の125日に発表されたもので、GUITARHYTHMの終焉を表しているとも解釈できる、布袋さんの曲の中で一番売れたシングルです。

 

布袋さんはこのシングルを境にヒットチャートに挑戦していきます。

 

シングル。最初に見た時なんか怖そうな見た目だと思いました。爪も。

 

今回は、そんなPoisonについて僕が

独断と偏見で熱く語っていきます😆

 

 

ただ、僕はギター弾き屋さんなので、ギタリスト目線にどうしてもなってしまうと思います💦し、間違ったことも言うかもしれません。

完全には信頼しないでください!😅

 

 

 

 

今回は曲の流れを追って語っていきます!

 

それでは行きましょう!

 

僕の演奏動画

https://www.youtube.com/watch?v=hsGQhtXAwGQ

 

【イントロ】

チ、チ、 チ、チ、チ、(チ)、

デンデンデン、デン、デンデンデン、デン、

 

1、2、 1、2、3、(4)、

ドラムのハイハットがあり、

 

圧巻のベースライン。

音はDAだけでシンプルでありながら、ビートが感じられ、鳥肌が立つほどゾクゾクします!

 

そして布袋さんのギタが重なってきます。

 

 

 

来るぞー!

 

 

 

 

【(初っ端から)後サビ】

Love! Love!Love! Love is the poison!

Love! Love!Love! Love is the poison!

乗りやすい歌詞とリズム。

最初からもうトップギアなんですよね!

 

そして、この曲はメインギターとサイドギターがそれぞれオクターブ奏法で演奏してそれが重なることでコード感を出すという、布袋さんの曲ではあまりないアプローチです。

(※オクターブ奏法:ある音とその1オクターブ高い音を同時に弾くギター演奏方法)

 

そのせいか、キーボードを除いたバンドの弦楽器はベースの短音、メインギターとサイドギター2音を合わせて3音で多様なコード感を出すから、非常にミックス度合いが気持ちいんですよね。

 

 

 

 

Aメロ】

ここがいい意味で裏切る曲調なんですよ!

コード進行を見てみると、

 

D→Dmaj7(メジャー7)→D7→B→…

(「Baby…銀の指輪で 12時の針に 手錠を掛けろ」のところ)

となっていて、

 

中身の音を見ると

D(レ)→C♯(ドのシャープ)→C(ド)→B(シ)と、

下がる!下がる!下がる!下がる!

 

上がらないんかい!そこまで下がるんかい!と。

 

作詞は森雪之丞さんですね。「12時の針に手錠を掛ける」なんて、洒落た表現ですね。

 

その次に、B→Emに。

この兆候として、Dmaj7→D7と、渋いコード進行

(偏見です%&$)

が続くのに、D7→Bと、いきなりプレーンなコードが来て雰囲気が

ファッ   と

変わるんですよね。

 

 

そして、Em→A7となるわけですが、ここも変わる音としてはベース、メイン・サイドギターのうちベースの音だけで、知らないうちに裏で次に進む道筋を作っていく感じになっています。

(伝わりますか?💦

 

 

まあそんなこんなで。

この曲はメジャーとマイナーの交錯がとても美しい曲なんですよね。

後でそのことにも度々触れます。

 

 

 

 

Bメロ】

ここはギターパートがお休みになる部分です。

 

途中のキーボードとシンセの音が味を出しています。

そのちょい足し音のリズムが、

「悲劇を招くとし〜ても〜」の「し〜」からの4つのキーボード音と、その直後のトリッキーなシンセ音。

いい。

「二人の 出会いが 遅すぎて」のところが、「二人の」「出会いが」「遅すぅぎて」と、1、2、3の拍子になっているところも好きです。

 

その後のコードG→C♯m7-5→F♯

(「愛し合う他にな〜にが、出来る」・「孤独で張り裂けそ〜な身体」のとこ)

は、メジャーとメジャーでフラット5を挟むというところがまた!すごいなあ。あまり複雑なコードはよくわかりませんが😆

 

 

あと、2度目のBメロの最後、サビに繋がるところの

「闇に燃やして~」の歌の音。

なんか雰囲気がガラリと変わってサビに向かってグワ~っと登って行ってる感じがするんですよね~。

 

皆さんはどう思います?

 

 

 

 

 

 

Aメロ】 【Bメロ】

 

 

 

 

【サビ】

「接~で、そ~ぉそーおるせ~つ~~さ~は 2人だけの夜を今日もわせるぅ Poison

 

もう最高です。

ただ、これが結構歌いづらいんですよね。

 

「接〜吻で、そ〜ぉそ〜おる」の所が、

「接~吻で」で下がり、「そ~ぉそ~おる」で一気に音が上がるのが非常に歌いづらい!

ただ、そこがうまくいけばかなり歌い甲斐のある部分だと思います。僕は声が低いので1オクターブ下でしかできませんが

 

 

サビの前半のコードを見てみると、

Bm→Em→A→A/G→F♯m→…となってます。

2つのマイナーコードから、メジャーを経てまたマイナーへ。

 

A→A/G→F♯mの所で、

音がA(ラ)→G(ソ)→F♯(ファのシャープ)とスムーズに下降しながら曲の雰囲気を変える。Aメロの最初と似たようなことが起こっています。

流石。

 

サビの全体の流れを見てみても、前側の3/4で大きく上下に揺れ動いて、最後の1/4で収束していく感じでしょうか?(ホントに伝わる?)

 

 

 

【ソロ】

ソロは、サイドギタークリーンソロと、布袋さんの歪みのソロの2段ソロになっているのですが、

 

まず、サビからソロに移り変わる部分が、

DからEに転調してる?

とも感じるんですよね〜。もしかしたら転調じゃないかもしれません。わかりません。(誰か教えて...)

 

 

 

一応コードは、E→C♯m→A→Aとなっているようです。

だから、中の音がE(ミ)→E(ミ)→E(ミ)→E(ミ)となっていて、

 

雰囲気的にはガラリと変わる感覚なんですよね〜

 

まるでいきなり夢の中で妖精🧚‍♀️🧚🧚‍♂️のいる森に来たみたいな?(伝わらないだろ 笑)

 

まあ僕の感覚でしかないですが。

そして、ふわふわ浮く妖精🧚‍♀️🧚🧚‍♂️と会話をするようなクリーンのギターソロの後、

(ここで転調が元に戻る?)

 

布袋さんのギターソロへ。

 

ここは僕の感覚では直球勝負!な感じ。

 

ふわふわした後に野球でストレートを投げまくる!な感じでしょうか?野球のことはよく分かりませんが。

 

そんなこんなでソロがあり、ソロの終わりには布袋さんの手癖が。タララ・タラ~と。

 

 

 

 

Bメロ】

んなにザといテン師もぉ 分にはつ〜ぇない 狂おしい夜のた〜ぁめに 人はぁ 生きるのだからぁ〜」

 

確かに自分の好きな人を目の前にするとまともな判断はできませんよね😵‍💫🤑。

 

 

 

実際、好きな人といると20分先までしか考えられないという研究もあります。

だから、「ずっと一緒にいようね」は、「20分後まで一緒にいようね」なんですよね😅。

 

 

 

まあこれ以上言うと夢を壊しかねないので本題に戻って…

 

 

 

「狂おしい夜」と言う表現も上品ですね〜

 

先ほども述べましたが「人はぁ 生きるのだからぁ~」のところもサビに向かってグワ~っといく感じ。

 

 

 

 

 

【サビ】

れ~てーも ぃびぃく つ~~さーは」

 

最初は歌のソロパート。

ここも1回目のサビと同じく、メジャーとマイナーの交錯がより華やかになって、とても盛り上がるところ。

 

揺れ動いて収束、揺れ動いて収束!

もうね、歌詞の通り体に響きまくりですよ!

 

しかも、ギターとベースが再び入ってきてからは、「赤いバラに見〜えるぅ」の後の「ううぅ ううぅ」や、「2人だけの夜を今日も熱くする」の後の「Poison〜ッ」は、布袋さんが声を張り上げて歌うのでより盛り上がりますね!

 

そして最後の「お前壊しそ〜で〜」の「そ〜で〜」もギターがお休みのところ。

この、2度目のサビの二つのギターなしパートが曲の緩急やメジャーとマイナーの交錯をひきたてていて脱帽ですよ!

 

 

 

 

 

【後サビ(アウトロ)】

Love! Love!Love! Love is the poison!

 

曲はじまりの後サビは「Love! Love!Love! Love is the poison!」が連続してたのに、ここは一呼吸おきながら「Love!…(省略)...poison!」があり、

 

しかも、

 

一呼吸置くところのコードもD→Gmとなっており、ここもメジャーとマイナーが交錯している!そこにキーボードの、

   タ、、タ、、タ、タ、、タ、、タ、

(音は:ラ、、レ、、ラ、ソ、、レ、、シ♭)

という切なさ溢れるフレーズが入って一層美しい!

 

 

 

 

 

【エンディング】

D→Gm→Dのコードで終了。

 

個人的に数あるライブのPoisonのエンディングの中で一番好きなのは、「Tokyo-Inter Live 95 サイバーシティーは眠らない」の時のやつ。

 

Dのコードをかき鳴らしながら、布袋さんが

 

Love! ↗︎ Love! ↗︎ Love! ↗︎ Love! Love is the~~~~~~~~  Poiso~~~~~~~~n

と叫ぶのがとても好きです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな具合でしょうか。

 

めっちゃ長く語りましたね!

 

 

Poisonは僕にとってかなりお気に入りで、心に刺さる曲です。

もちろん他にも好きな曲は沢山ありますけどね!

 

 

 

 

 

 

最後にもう一つ。

 

 

 

ライブ映像をたくさん見ていると、どうやら布袋さんは1995年頃を境に声質がかなり変わってしまったようなんです。

「GUITARHYTHM SERIOUS! CLIMAX」の94年末はまだ「GUITARHYTHM Ⅱ」の時と似た声なのですが、95年末の「サイバーシティーは眠らない」の時には、声が以前より細く、かつ、より尖った感じの声になっていました。

僕の予想では、95年に「Poison」と「スリル」という、二つのとても歌いづらい曲をだし、それのヒットでテレビで何度も演奏をしていたからではないかと思います。

まあしょうがないですね。それに変わったからといって別に何も悲しむことはありません!

 

 

なので、あなたもいろんなPoisonを観て聴いて違いを楽しんでみてください!

 

 

 

それではまた!

 

クリプトHida