僕は結構布袋モデルを細部まで見るのが好きで、
自分のX(旧Twitter)などでもよく議論していますが、
今回はそれを追加情報を加えてまとめます!
ではいきましょう!
マニアックな布袋モデルの世界へ!
その1 ボディ
おそらく多くの人がわかっていると思いますが、布袋さんMAINは
16F接続。
市販のZodiac製TC-HOTEI も全て同じ
16F接続。
90年代から発売されていたFERNANDES製プロモデル(TE-240ht など)も
16F接続。
※パンサー450さんが紹介されていたサスティニアックのプロモデルは、16.5F接続でした。なんででしょうね?
FERNANDES製TE-95ht やTE-115ht は制作時期によって接続のフレットが異なる。
初期型TE-95ht のみ、16F接続。
その後のTE-95ht やTE-115ht は
16.5接続や17F接続など、だいぶばらつきがある。
パンサー450さんの投稿でXでもとても盛り上がってましたね。
※サイドはばらつきがあるが、裏から見るとあまり変わらない。ネックプレートの大きさは全て共通。
現行のTEJ Deluxe 2S/SUSは、17F接続で、接続部分のボディ6弦側が異様に細い。
同じく現行のTEJ STDは、
なんと!
16F接続!?
と思っていたのですが、ある方からご指摘をいただいて、
ネットで画像を漁ってよく見ると...
16.2〜16.5Fくらい(?)でした!
FERNANDESウェブサイトの画像は16Fぐらいに見えるんですけどね。
その方が言うには、「年代によって型が違うのでしょうか」とのことでした。
ここは今後もリサーチを続けていこうと思います!
ん〜
でも、
なんでSTDよりも高いDeluxeは接続がSTDよりも浅いんでしょう🧐?
ちなみに、Xで別のある方と話していたら、STDはポジションマークの大きさが違うらしいです。確かに上の写真でも若干小さいことがわかりますね。
ちなみに6弦側は気にする人が多いですが、1弦側はどうでしょうか?
ボディのライン
TE-95ht は、最初期型は手書きラインですが、その後はプリントラインになります。
手書きからプリントに移行する際の個体は、2パターンのラインがあります。
おそらく1つ目→2つ目の順番で変遷したと考えられます。
この2パターンは16F接続のものだけです。
そして、中期〜後期のプリントラインへ。
もちろん③のタイプが圧倒的に多いですね。
また、ZodiacのTC-HOTEIは、ラインが布袋さんのMAINをスキャンしたデータを使っているため、そっくり。
ただし、布袋さんMAINは、塗装の掠れ(?)があるところがあり、これは注意してみないと分かりずらい。
FERNANDESのプロモデルは、模様が少し違う。
赤丸のところがわかりやすいですかね?
(印をつけたところ以外でも違いがあります。)
ちなみに僕は、
よくネットでTEJにカッティングシートを貼ったものや、再塗装したものを見かけますが、ここが若干外側に向かって太くなっていないと、
「そこちょっと違うんだよな〜」
と感じてしまいます!
でも別にここまで気にする人は少ないと思うので、もちろん口には出しませんけどね!
・・・・・・・
プロモデルの中でも個体によって違いがあるらしく、布袋さんMAINよりもだいぶうねうねしたラインのものがあります。もしかすると、作っていた工場の違いかもしれません。
そして、TEJ-95Sとは違い、この上の写真の個体や布袋さんのFERNANDESサスティニアックはローラーナットのローラーが黒いですが、
パンサー450さんによると、同じくプラスチック製だそうです。
接続フレット数だけでなく、ボディとネックのバインディングの高さにも差があります。
その2 ヘッド
布袋さんMAINは、
僕の考察では
・6弦側が上から真っ直ぐ進み、急に曲がる。
・1弦ペグ下は、ワッシャーがもう一つちょうど入る。
・6弦側の角は90°で曲がる。
・ナットの溝はペグの角度に合わせられている。(時期によっては合っていない時もある)
・ヘッド1弦下の切り欠きがとても大きい。
と言った特徴があります。
FERNANDES時代のMAINは、6弦側のカーブが少しだけZodiacのMAINより緩やか?
明らかにまっすぐな部分があるので、後述する③のタイプでは明らかにないんですが...
ここが不思議なところで、FERNANDES時代のMAINは市販の初期型TE-95htとは違うようなんです。
FERNANDESのネックからZodiacに変わった時も、この少し現在のMAINとは違う形だったような気がします。
ここもまだリサーチが必要なところです。
・・・・・・・・・
比べて、一般的なTC-HOTEI はなだらかなカーブを描く。25thアニバーサリーモデルは布袋さんMAINよりも太い。ヘッド1弦下の切り欠きは、あるものとない(単調でスムーズにヘッドの先と繋がる)ものがある。
ただし、パンサー450さんがYouTubeで紹介していたTC-180Hは布袋さんMAINそっくり。
現行の
TEJ Standardラインは、
ロゴが内側にあるのちょっとダサいんですよね...
TEJ Deluxe 2S/SUSは、概ね布袋さんMAINにそっくりで、ひと回り小さい。
初期型TE-95ht も、概ね布袋さんMAINにそっくりで、ひと回り小さい。
ここからは、
TE-95ht とTE-115ht のヘッド大きく分けて3+1タイプを紹介!
①大 ・初期型(1989年まで)に多い 1弦下の切り欠きがしっかりある レア 布袋さんMAINに近い
②細長偏り ・中期型〜後期型(1990〜2000年頃まで)に多い 5弦が少し曲がる
③小 ・中期~後期型(1990〜2000年頃まで)に多い 1弦下の切り欠きがほぼない ごくたまに5弦が右に曲がるものがある (これが1番多い)
④細長小
TE-115htのみ
超後期型(2000年代後半から)
のみ 1弦下の切り欠き&ヘッド裏のシリアルがある物とない物がある
たまに、この形のヘッドの個体でTE-95htと称されて売られている個体がありますが、
おそらく
それはあり得ません。
TE-115htでしょう。
まあそこまで気にする人はいないかもしれませんけどね。
このように形が異なるものがあるのは、FERNANDESが外部の工場に生産を委託していたからかもしれませんね。一時期Xではその話題で盛り上がっていました。
ちなみに、TEJ-70よりも安いものは、また違う形です。
FERNANDESプロモデルはもちろん、FERNANDES時代の布袋さんMAINにとても近いです。
ただ、TE-380htは布袋さんMAINに近くても、
90年代のTE-240htの中には少し小さめで③に近いものもあるので、
「あれ?」
となることがあります。
ここで、ほぼ誰も気にしないかもしれませんが、
FERNANDESのロゴの位置も個体ごとに違います。
写真を引用させていただいた、パンサー450さんのブログ記事は↓
※またそのうち追記します。
最終更新日:2024/03/17
クリプトHida